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不治の病ではない?HIV(エイズ)は完治はするのか

HIVやエイズは、治療することができない死に至る病で人生が終わってしまうと思っている人は少なくありません。実際のところは、感染したとしても早期発見や早期治療によって、一般的な平均寿命と同じくらい長生きすることも不可能ではないのです。完治することのない病気として知られているエイズですが、正しい知識を持つことで、もしも感染してしまった場合に適切な行動をとることができるようになるでしょう。

そもそもHIVとエイズは同じものではなく、HIVウイルスに感染して治療をせずに放置しているとエイズを発症します。感染している人の血液や精液、膣分泌液といった体液が、粘膜部分に接触することによって感染するものです。感染初期から最終的な発症までは個人差があり、1年で発症してしまう人もいれば、10年後に症状があらわれる人もいます。感染初期には発熱や筋肉痛をはじめとしたインフルエンザのような症状があらわれますが、長くても1か月ほどで症状は治まり、それから数年間は無症状の期間が続くのです。治療せずに放置してしまうと症状が進行してエイズを発症することになるでしょう。

たしかにHIV感染や、それが進行したエイズは完治することができるものではありませんが、早期発見や早期治療を行うことができた場合は、症状の進行を食い止めることができます。これらは免疫力が低下して様々な病気になってしまうというものなので、免疫力を高める治療薬などを服用することで、症状が悪化してしまわないようにするのです。進行しないようにするためには、感染したかもしれないと感じたら抗体スクリーニング検査を受けることが大切だと言えます。ただし、抗体スクリーニング検査で正しい結果がでるのは、体内で抗体がつくられる4週間から3か月以降だと言えるので、3か月経たないうちに検査を行い陰性であっても、実は陽性であったという可能性があるのです。

もしもHIVウイルスに感染していることがわかり早急な治療を行うことができれば、エイズまで進行してしまうことはありません。不治の病ではありますが、現在は医療技術の進歩によって、これまでよりもHIVに感染している患者さんが長生きできるようになっています。陽性であった場合、完治することはできませんが、HIV患者以外の人と同じ年齢ほどの寿命まで人生を歩むことができると言えるのです。

完治することはできませんが、症状の重いエイズを発症してしまう前に進行を食い止めることはできます。そのためには早期発見が必要となるので、異変を感じたときや感染の可能性がある場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。検査の結果、陽性反応があったのであれば、免疫を高めるための治療薬を服用することによって、治療していくことができます。HIVウイルスに感染していることがわかったときには、自分のパートナーにも感染している可能性がないと言えないので、パートナーにも真実を話して、抗体スクリーニング検査を受けるようにお願いすることが必要です。

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